転職活動に備えるためには、「自己分析」と「情報収集」の2つが必要です。
そこで今回は、自己分析をする際に役立つ書き方や考え方をご紹介します。
「自己分析」とは? 次に転職を考える際に必要となるのが「自己分析」です。 自己分析とは、自分自身がどんな人間であるかを分析することです。 これをする際に、自分の「ストーリー」を作成しておくと、より効果的になります。
どうして転職したいと思ったか?
今日に至るまでどのような人生を歩んできたか?
これまでに何を経験してきたか?
これらを明確にして、次に転職を考えるということです。
どうして、自分はこんな人生を歩んできたか?
そもそも「自己分析」は、自分自身を見つめ直してみたいという思いから始まるのです。
転職で何を得たいか?
自己分析をする際につまずく人がいるのは、何を得たいのかを次に応用できるかを考えることです。
これは、志望する会社へのインタビューでも、そういうことを求められるので、「どんなことを経験してきたか」と「何を得たいのか」を考えることが大切です。 例えば、「会社ではどうしてもできないことは何か?」「今まで経験してきたことはどんなものか?」「これから何を経験してみたいか?」
自分が求めている企業や業界の情報を収集することが大事です。
1つの企業や業界に限定した自分のキャリアを考えると、自分のスキルのすべてが必ずしも必要なわけではありません。 自分のスキルを正しく理解し、そのスキルが必要な会社かどうかを判断することができるようになると、応募する会社を絞り込むことができます。
収集する情報は以下のようなものです。
- 給与
- 福利厚生
- 勤務地
- 勤務時間
- 休日
- 職務内容
- 必要なスキル
- 社内雰囲気
自分を紹介する履歴書と職務経歴書を書く

履歴書は、自己PRの手段として大事です。
履歴書では、自分の学歴・職歴を正確に記載する必要があります。1ページ目は会社のロゴや企業名、そして、自己PRをする文章を書く。自己PR文章は、自分のこれまでの経歴を見た経験者に分かるように書かなければなりません。
職務経歴書は、自身のスキル・経験をアピールできる大事な書類なので、自分のこれまでの職務について正確に記載する必要があります。
この2つの書類を揃えることで、転職活動を効率的に行うことができるでしょう。
求人情報を洗い出す
求人を探す方法としては、以下のようにさまざまなものがあります。
求人広告を見る
基本的には、求人広告を見ることからスタートして、すぐにその求人に応募するのではなく、求人広告をたくさん眺めて見たうえで、その会社に良さそうなものを選んで応募することをお勧めします。
求人広告を見ることとしては、それぞれの会社のホームページに掲載してある求人情報から、応募できるものを見つけてください。
求人案内会社を利用する
何かしらの求人案内会社に登録した場合、その会社から求人情報を送付してきます。
これは、応募するかどうかは自分で決めるのですが、求人情報を送付してきた会社の良し悪しを見極めるのは大変です。
そのため、求人情報を受け取ったら、すぐにその会社で働いてみたいと思うかどうかを考えてみてください。
求人ホームページを利用する
ホームページを見ても、その求人がどのようなものかが分かりにくい場合は、その会社へ直接連絡するなどして、その求人情報を確認してください。
求人情報を受け取っても、あまりにも良さそうでないものであれば、応募することはありません。
お知り合いに紹介してもらう
お知り合いは、事前にそれらの求人情報の良し悪しを確認してくれることができるため、それぞれの求人情報についてお知り合いと相談してみることをお勧めします。
面接を受ける

一般的に面接は3つに分けて行われたことが多いです。
それぞれ注意点が異なるので、順番で解説します。
1回目:人事担当者面接
1回目は、基本的に書類選考を通過してから面接を受けることになります。
ここでは書類選考に通ったとして、面接を受ける前に1回目の面接に向けて下さい。
1回目の面接は、基本的には社内の所属を決めて給料を決めることが目的となります。
それによって、どんな面接になるのかは事前に予想することができるので、問題を想定して解答してみて下さい。 給料の話は一つ目の話題です。 候補者は給料の話をしたいと思っているので、給料に関する質問はされると思います。
2回目:開発の責任者面接
2回目は、開発の責任者、または上級SEなどのスタッフと面接を行います。
2回目の面接では、開発について色々な質問が飛び交うと思います。ここでは、開発についての質問を想定して解答してみて下さい。
開発については、経験や資格によって良い方向に動くことができるので、経験や資格などを説明してみて下さい。
3回目:役員面接
3回目は、役員面接となり、経営方針について質問が飛び交うと思います。 ここでは、経営方針についての質問を想定して解答してみて下さい。
社長が出席した面接では、会社に入ってどんなことをしたいか、どんな社員になりたいかなどを聞かれるかもしれません。
この2つの質問に答えることができれば、3回目の面接を通ることができると思います。
面接終了後の当日に感謝のメールを送ってください。
参考として、下記の例文を添付します。
件名:(日付)面接ありがとうございます
XXXX株式会社
人事部○○ 様
大変お世話になっております。
本日面接を受けました (名前)でございます。
お忙しい中、面接を設定して頂きありがとうございます。
○○様の話を聞くことで、貴社の魅力や将来のビジョンについての理解をより一層深めることができました。 あなたの会社で働きたいという願望はさらに強くなっています。
貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
現勤務先で退職の手続きを行う
一般的に1か月前に現勤務先に退職する旨を通達する必要があります。
職務終了日を決めたら次は退職届を提出してください。 退職届は現勤務先から書類をもらってきます。 現勤務先に確認するとそれぞれ異なりますが、通常は退職届を提出した日から1か月以内に退職する必要があります。
退職届を提出するときには、最終勤務証明書も忘れずに発行してもらい、次の職場で求められる可能性があります。
現勤務先から退職届をもらったら、書類に記入して退職する準備をしましょう。
いくつかの会社は開発中のプロジェクトを続けることを要求します。場合によっては、次のフェーズを開始する前に今フェーズを終了することを要求する可能性もあります。
この場合は会社と良く協議した上に、退職日を決めましょう。一方的に退職した場合は、自分の名声に影響を及ぼすことがあるから、場合によっては次の職場にも風評被害があるかもしれません。
退職願の書き方は色々できます。
ここでは、退職願の書き方と退職願書サンプルをご紹介していきます。
退職願の文面は、その人によって書き方が違います。 退職願を書く際には、自分で決めた退職理由や退職に伴うスケジュール等を考慮し、伝えるようにしてください。
また、退職願書は企業に向けて書くものです。 従業員として働き続けてきたこと、応援してもらったことを感謝しながら、退職について書いていくことも忘れずにしてください。
退職願書は書き方に慣れていない方は、退職願書サンプルを参考にしてみてください。
退職願
20XX年X月X日
株式会社◯◯◯◯◯
代表取締役社長 ◯◯◯◯ 殿
所属部署名
あなたの氏名 印
私儀
このたび、一身上の都合により、勝手ながら
20XX年X月X日をもって退職いたしたく、
ここにお願い申し上げます。